新コロナウイルスに感染したと思い込み自殺

インドのアーンドラ・プラデーシュ州チットゥール県スリカラハスティの村に住んでいた50歳の男性(Balakrishnayya)さんが、2月5日に心臓病の検査を受けた際に尿路感染症にかかっていることが分かり排尿を促す薬を処方されました。その際に医師からマスクを着用したほうが良いと言われたそうです。

しかし男性は風邪に似た症状が数日間続き、もしかして自分は新コロナウイルスに感染したのではないかと疑うようになりました。男性はインターネットで検索した新コロナウイルスの諸症状と自分の状況を照らし合わせ、自分は新コロナウイルスに感染していると勝手に確信。

部屋に閉じこもり家族に石を投げて近づかないように警告。息子が役場に相談するも、「中国の渡航歴が無いので心配する必要はない」と言われたそうです。家族が男性に新コロナウイルスではないと説明するも聞く耳をもってくれませんでした。

自分が新コロナウイルス感染したと勝手に判断した男性は精神的に追い詰められてしまい、家族や村の人に感染を広めるわけには行かない…と、11日木にぶら下がって自殺をしてしまいました。